インドアな、ぼくの日常。

千葉生まれ東京育ち。彼女は居ないが一人暮らし満喫中。

記憶から消してほしい対応

コンドームが避妊具であることは誰もが知るところですが、中学時代は何かと奇異な目で見られることがあり、コンドームを持ってるやつが誇らしげに見せてきました。持ってるということはセックスをしてるわけです。ですが、何を思ったのか、私の両親がコンドームを持たせてくれたので、自分もそれを見せびらかしたわけです。思えば、なんで私の両親はコンドームを渡したのだろうか、もしかして中学時代に初体験を済ませると思ったのでしょうか。だとしたら、自分の息子のことを相当買いかぶっています。そんなことはさておき、コンドームを見せびらかしたことで、えっあいつが?とちょっとした騒ぎになりました。


中学生だって持つべきですから、そのことで咎められることはありませんが、お前なんか持たなくてもいいだろという声を両手の指では数えきれないほどいただきました。普段話もしないような、スクールカーストが上にいるような人に、お前なんか使う機会ないだろと。無視できないほど癪に障ったのか知りませんが、わずか数日ながらも話題を提供する事ができて、その時はなんだか誇らしげでしたが、これには続きがあります。


先日、同窓会に参加した際、数十名ぐらいの参加者がいました。自分みたいに相変わらずむさ苦しく、おじさんっぽい人もいたものの、洗練された大人が多かったです。結婚した人、子供を産んだ人などが結構いて、スクールカースト通りの人生なんだなぁと感心させられました。そんな中、一応の礼儀なのであいさつをして回ったら、ほとんどの人が例のコンドームのことを覚えているではありませんか。今も持ってるの?と尋ねられ、いやいや持ってないよというと、今こそ持つべきだろと笑われてしまいました。確かにその通りですが、ひょっとすると昔より今の方がそれを使う可能性が低いかもしれません。まぁそれではダメなんですけど、意外と覚えているもんですね。ただ、話をしていく中で、どうにも私への思い出がコンドームしかないわけです。コンドームでおなじみの人ぐらいに思う人も。こうなってくると、中学時代の自分の対応は絶対に間違っていたと断言できます。後世に語り継がれる話題ではないんですから。完全に失敗しているわけです。ケンカで強いことでおなじみとか、天才でおなじみとか、そういうので呼ばれたかったのに、フタを開けてみたらコンドームでおなじみの人になってる。なぜ私の両親は自分に渡したんだろうか、10数年の時を超え、少しだけ恨みの気持ちを持つハメになりました。

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